UiPathのRPAを導入する前に知っておきたいこと



UiPathのRPAを導入する前に知っておきたいこと

UiPath(ユーアイパス)とはRPAのことではなく、RPAを提供している企業のことです。本社はニューヨークにあり、日本では東京にあります。他にもロンドン、パリ、ドバイなど2018年時点で10社ほど支社があり、RPA業界でも代表的な企業の1つです。

◆UiPath 公式サイト
https://www.uipath.com/ja/

UiPathが提供するRPA

UiPathが提供する主なRPAは「Front Office Robot( FOR)」、「Back Office Robot (BOR)」「Orchestrator」、「UiPath Studio」の4つです。さまざまなRPAを提供することで、大企業だけでなく、中小企業にも対応する「小さくはじめて、大きく育てる」というRPAソリューションをコンセプトとしています。それでは一つひとつ概要を見ていきましょう。

・Front Office Robot(FOR)
こちらは従業員が操作するパソコンのデスクトップ内にインストールして利用するタイプのもので、業務の補佐をする役割を担うRPAです。

・Back Office Robot (BOR)
こちらは主にサーバー上で動作します。操作が不要で自動で稼働するロボットです。自動なので24時間、常に稼働し続けられるのが特徴のRPAです。

・Orchestrator
こちらは「Front Office Robot( FOR)」と「Back Office Robot (BOR)」の稼働状況などを管理をするサーバー上に設置するRPAです。同じサーバー上のBack Office Robot (BOR)との連携でより効果を発揮します。

・UiPath Studio
こちらはロボットの設定をするためのRPAです。「Front Office Robot( FOR)」と「Back Office Robot (BOR)」もUiPath Studioで設定する必要があります。他には動作を検証するためのロボットも内蔵されています。

また、「UiPath RPA Academy」というUiPathの使い方を無料で学べるオンライン教材があります。こちらは導入前でも閲覧することができるので、UiPathはどのような事ができるのか?というのを具体的に知ることができます。

導入費用

UiPathは基本的に有料ですが、無料で使える場合があります。無料で使える条件は以下の通りです。

・無料で利用するための条件その1:非営利団体
NPOなどの営利を目的としていない組織というのが条件の1つです。

・無料で利用するための条件その2:小規模事業者
何をもって小規模事業者と定義するのかというと、「年間の売上が100万ドル以下(およそ1億1~3千万円ほど)」または「仕様端末が250台以下」との定義づけがされています。

・無料で利用するための条件その3:教育機関、研究機関
学校や営利を目的としていない研究機関などが該当します。

上記でご紹介した無料で利用するための条件は変更される場合がありますので、無料版の導入の前にはUiPathの公式サイトで正確な情報を確認するようにしてください。

次に有料版ですが、初回のみ200万円以上という条件があります。最低規模の導入は税抜きでおよそ52万円、中規模以上の場合だと、年間で税抜き360万円程度の費用がかかるようです。また、60日間のお試し版もあるので、導入する際にはぜひお試し版を利用してみましょう。

無料で使える便利なWebツール

いくつかの条件がありますが、UiPathは無料で導入することができるとご説明しました。ここでは「番外編」ということで、UiPathのように無料で使うことができる便利なWebツールをご紹介したいと思います。

■new relic browser
https://newrelic.nissho-ele.co.jp/products/newrelic-browser

new relic browserとは東京に本社を置く、日商エレクトロニクス株式会社が提供しているWebツールのことです。どのようなツールかというとRUM(リアル・ユーザ・モニタリング)ができるようになります。すごく簡単にいってしまうと、Google Analyticsと同じように使うことができ、専用のコードを計測したいページのソースに埋め込みます。埋め込んだコードがデータを収集してnew relic browserへ送信します。そして管理画面からいろいろなデータを確認できるという仕組みです。

new relic browserの主な機能は以下のとおりです。

■ブラウザ・リアル・ユーザ・モニタリング(RUN)
ページを見ているユーザーがどのような動きをしているか?というのをリアルタイムで細かくみることができます。

・ページロードタイム
指定した期間内で、すべてのユーザーのページロードタイム時間の平均値を確認することができます。また、ロードタイムが長かったりした場合の原因も把握することができます。

・ヒストグラム&パーセンタイルの表示
ページロードタイムの分布を把握できる統計チャートです。ブラウザ上でのパフォーマンスの問題を具体的に分析したい時などに有効です。

・ページビュー
ページの「合計読み込み時間が長い順」「平均読み込み時間が長い順」「スループットの高い順」に、指定した期間内で閲覧されたページ毎に集計して表示することができます。

・ブラウザトレース
個々のページの負荷などに関する詳細な情報を確認することができます。

■ブラウザ別パフォーマンス
ブラウザの種類やバージョン毎にデータを細かく分析し、確認することができます。

・ブラウザ別傾向分析
「スループットが高い順」「ページロードが長い順」「フロントエンド処理時間が長い順」に、指定した期間内でスループットを試用したブラウザの種類ごとに集計して表示することができます。

■地域別パフォーマンス
国や県などアクセス地域ごとのページロードタイムを分析し、確認することができます。

・地域別傾向分析
指定した期間内の「平均ページロードタイム」や「平均ネットワーク遅延」といったデータを地域ごとに集計してリスト化することができます。

※無料で導入できる便利なWebツール先述しましたが、new relic browserは完全無料ではなく、トライアル期間として30日間無料で使うことができます。

■trello(トレロ)
https://trello.com/

trelloとは無料で使える「タスク管理」ツールになります。Fog Creek Softwareが2011年に開発し、2016年4月20日に日本語対応となりました。trelloの機能を簡単に説明すると、Web上で付箋です。個人用のちょっとしたメモから、複数人と共有ができるので、プロジェクト全体のタスクを管理することもできます。

trelloには「taco from trello」という機能が存在します。taco from trelloの「taco」というのはtrelloの創業者が飼っているペットのシベリアンハスキーをモチーフにした犬のキャラクターで、スタンプ機能やダッシュボードに出没したりします。とてもかわいいキャラクターで、trelloユーザーに人気があります。

trelloの主な特徴は以下のとおりです。

・1つ1つのタスクが「未着手」「着手中」「完了」なのかというのをひと目でわかる
・着手中のタスクがあった場合、それがどこまで進んでいるかも確認することができる
・複数人と共有できるので、プロジェクト全体のタスクを一元管理することができる
・チャットツール「Slack」と連携することができる

無料で使い方も簡単なので、おすすめできるツールだと思います。

今回ご紹介したnew relic browserもtrelloも非常に優秀なツールです。特にtrelloのほうは名前とメールアドレスを登録するだけですぐに使用することができますので、1度お試しになってみるのもいいかもしれません。

今回のまとめ

今回はUiPathについてお話してきましたが、いかがでしたか?条件はあるものの、無料で利用できるのはありがたいのではないでしょうか。有料版にしても他のRPA全体を通して見ても、かかる費用は決して高くなく、むしろ安めに価格設定がされているので、コストパフォーマンスは良いでしょう。



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