Verint Systems社が提供する他のRPAベンダーにはない特許技術とは



Verint Systems社が提供する他のRPAベンダーにはない特許技術とは

Verint Systems(ベリントシステムズ)社が提供するRPAは従来のRPAらしい機能に加えて、OCRを用いて文字認識を組み合わせた独自の技術が特徴的です。今回はVerint Systems社についてと、同社が提供しているRPAについてお話していきます。

Verint Systems(ベリントシステムズ)社とは

■Verint Systems(ベリントシステムズ)社 公式ページ
https://jp.verint.com/

Verint Systems(ベリントシステムズ)社は、2002年にアメリカはニューヨークのメルヴィルに設立されました。現在(2018年時点)でアメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心に拠点があり、日本拠点は東京にあります。同社は顧客管理、監視やセキュリティ、ビジネスインテリジェンスのためのソフトウェアおよびハードウェアの開発、製品を提供する企業です。とくにデータ分析やビッグデータを活用してワークフォース・マネジメントを最適化するソリューションが特徴的です。その1部としてRPAを提供しています。また、2018年時点で従業員数は世界で2800人以上、150ヵ国におよそ1万人を超えるクライアントをようしています。

Verint Systems社が提供しているRPAの「Verint Robotic Process Automation」の主な特徴は以下の通りです。

・特許済みのOCRを用いた画面イメージ、文字認識を組み合わせた独自の技術により、対象アプリケーションの制限を減少させる
・操作する人間の操作方法を監視および自動記録
・動作を補佐する処理の作成と追加
・業務プロセスを分析することで、デスクトップでの作業を監視し、手順のトラッキングと可視化

従来のRPAの機能は問題なく備わっています。そして特筆すべき点は「特許済みの画面認識技術」です。当サイトではこれまでいくつかRPAツールの紹介をおこなってきましたが、特許済みの技術というのは初めてです。とはいうものの、それ以外は他のベンダーが提供しているRPAと同じ機能なので、今後の展開に期待です。

導入費用

導入費用は同じ特徴を持ったRPAと比較すると、それほど高くなく、むしろ中立な価格設定になっているようです。先述したように他のベンダーが提供しているRPAと機能や性能が重複しているので、中立な価格設定というのは妥当なところかもしれません。ただ、価格が中立ということは、同じ価格帯でRPAを提供しているベンダーと比較対象になりやすいため、RPAの導入を検討している場合は、候補の1つとしてあがりやすいでしょう。

Verint SystemsのRPAとUiPathのRPAの比較

Verint Systems社はニューヨークに本社をおく企業だと冒頭のほうでお話ししました。RPA自体がアメリカ発祥なので、ほとんどのRPAベンダーはアメリカに本社があります。ここで、Verint Systems社と同じく本社がニューヨークにあるUiPathと比較してみたいと思います。UiPathについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧になってみてください。

関連記事:UiPathのRPAを導入する前に知っておきたいこと

Verint Systems社が提供しているRPAの特徴は先述していますが、比較ということで改めてこちらにも記載しておきます。

・特許済みのOCRを用いた画面イメージ、文字認識を組み合わせた独自の技術により、対象アプリケーションの制限を減少させる
・操作する人間の操作方法を監視および自動記録
・動作を補佐する処理の作成と追加
・業務プロセスを分析することで、デスクトップでの作業を監視し、手順のトラッキングと可視化

次にUiPathの特徴いか以下の通りです。

・Front Office Robot(FOR)
こちらは従業員が操作するパソコンのデスクトップ内にインストールして利用するタイプのもので、業務の補佐をする役割を担うRPAのこと。

・Back Office Robot (BOR)
こちらは主にサーバー上で動作します。操作が不要で自動で稼働するロボットです。自動なので24時間、常に稼働し続けられるのが特徴のRPAのこと。
・Orchestrator
こちらは「Front Office Robot( FOR)」と「Back Office Robot (BOR)」の稼働状況などを管理するサーバー上に設置するRPAです。同じサーバー上のBack Office Robot (BOR)との連携でより効果を発揮する。

・UiPath Studio
こちらはロボットの設定をするためのRPAです。「Front Office Robot( FOR)」と「Back Office Robot (BOR)」もUiPath Studioで設定する必要があります。他には動作を検証するためのロボットも内蔵されている。

そしてVerint Systems社とUiPathの決定的な違いは有料か無料かということです。Verint Systems社のRPAは先述した通り、導入費用がかかります。しかしUiPathはrobotic process automation open sourceとして、つまり無料で導入できます。ただ、導入するのには非営利団体でなければいけない、小規模事業者のみなどの条件があります。ちなみに、UiPathの他にrobotic process automation open sourceとして公開されているRPAは「RPA Express」があります。

関連記事:無料のRPA「RPA Express」でRPAのあり方に変革が起こる?

また、これはUipathのwikiにも書かれていることですが、Uipathは2018年にニューヨークのCrain’s Tech25に命名されたりなど、数々の賞を獲得しているようです。条件付きとはいえ、本来は高額であるはずのRPAを無料で公開しており、機能面でも十分となれば賞の1つや2つ獲得してもおかしくはないでしょう。

余談になりますが、UipathのwikiにはUipathがどんな企業か?やどれだけ優れている企業なのか?というのは詳しく書かれていますが、肝心のRPAについては現在のところ一切書かれていません。wikiといえば有志が編集しているもので、いってしまえば誰でも編集できます。これはあくまで予想ですが、RPAについて書かれていないということは、まだRPAの認知がそれほど広まっていないということを意味しているのかもしれません。

今回のまとめ

今回は「Verint Systems(ベリントシステムズ)社」と同社が提供しているRPAの「Verint Robotic Process Automation」についてお話してきましたが、いかがでしたか?Verint Systems社は世界各地に拠点があり、クライアント数も1万人を超えます。そして、提供しているRPAの最大の特徴は特許済みの技術でしたが、その他の機能はRPA従来の域をでません。

その特許済みの技術ですが、Verint Systems社が公開している資料を見てみると、それほど大きく紹介されているわけでもなく、導入メリットの1つとして小さく紹介されているだけでした。Verint Systems社はもともとRPA分野専門の企業というわけではないので、あくまでも事業の1つとしてという位置づけなのかもしれません。今後、世界でRPAが普及していくにつれて、Verint Systems社のRPAがより発達していくことを期待したいです。



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