主なRPAツールの比較



主なRPAツールの比較

働き方改革で注目を集めるRPAツールですが、新しい分野なので、まだまだ導入事例が少なくどれを選べばいいのかわからないことが多いのではないでしょうか?

そこで今回は、2018年7月現在の主なRPAツールを比較してみます。

■RPAについて知りたい場合はこちら
RPAの教科書-徹底解説!RPA(アールピーエー)とは?

WinActor(ウィンアクター)-日本(NTTデータ)

NTTアドバンストテクノロジー、NTTデータが開発したRPAツール。
日本製RPAツールなので、日本語マニュアルやサポートが充実しており、Windowsでおこなう作業であればほとんどのことをWinActorで自動化可能です。ライブラリなども充実しているほか、研修なども随時おこなわれているので、導入しやすいRPAツールと言えます。
導入費用は、シナリオ作成、編集機能付きのフル機能版で90万8,000円から。シナリオ編集をしないデスクトップの実行環境のみであれば24万8,000円で保守料込み。

WinActorはもともと、クライアント型のRPAだっため、これまではクライアントのパソコンにインストールするのがメインの運用法でした。そんな中、2017年9月にNTTデータにより管理および統制用のロボットが新しく開発されました。これにより、ソフトウェアロボットやシナリオなとをサーバー上で一元管理および統制できるようになったのです。また、複数のロボットを使用して、多数のシナリオを同時に処理することも可能になりました。
WinActorの主な機能は以下になります。

・Windowsが提供している、ぼぼすべてのデスクトップアプリケーション、Webアプリケーションに対応が可能(ただ、ブラウザはInternet Explorer限定)
・「画面イメージ」「画面内の相対位置」「対象オブジェクト」の3つの操作対象の認識方式機能を搭載
・動作を補完する処理をフローチャート形式で追加し、処理を行う
・操作する人間の操作方法を監視、自動記録を行う

シナリオ開発でもオペレーション録画機能に対応していますが、画像解析技術も搭載しているので、画像の特徴を解析して操作対象を特定することができるようになっており、より操作性の高いフローチャートを作成できます。さらに、プログラミングなどの専門的な知識が必要なく、運用のハードルが低いという特徴もあります。

また、WinActorは「国内シェアNo.1」という実績を持っており、主に金融機関や商社などが導入しているようです。

詳しくはこちら「NTTグループが提供する国内シェアNo.1のRPA「WinActor」とは」

Kofax Kapow(コファックス・カパゥ)-アメリカ(米kofax)

もともと、オフィスオペレーションの専門家であるKofaxが開発したRPAツール。オフィスワークのフロントエンドから、バックエンドまでの全行程を自動化するソフトやサービスを提供しており、RPAツールのkofax Kaoowはそのツールの一つです。サーバーでロボットを動作させる場合に、複数のロボットを同時実行したり、負荷分散など、高度な管理機能を提供しています。Design Studioと呼ばれる開発環境でロボットに実行させるシナリオを作成し、デバッグを行い、作成したシナリオをサーバー上に配置することでロボットに実行させることができるため、業務全体を自動化し、また、サーバーのセキュリティに守られるため、第三者が手を加えることが容易には出来ず、不正を防ぐことが出来ます。窓口業務などでも利用に適していると言えます。導入費用は初年度1,500万円程度(初期法と年間保守契約料込)

Autoブラウザ名人(オート・ブラウザめいじん)-日本(USAC SYSTEM)

ブラウザだけでなく、Windowsアプリケーション全般を自動化可能。別売りのAUTOメール名人と連携することで電子メールを送付すると言った作業も自動化出来ます。80万円から。保守料月額1万円。

USAC SYSTEM(ユーザックシステム)社は東京と大阪に拠点を持ち、WebEDIのシステムでは10年以上もの歴史がある企業です。そんなUSAC SYSTEM社が提供しているAutoブラウザ名人の主な機能は以下の通りです。

・Web特化型のRPA
・HTML解析によるオブジェクト認識機能(ただし、ブラウザはInternet Explorerのみ)
・フローチャート形式で動作を補完する処理を作成および追加する
・操作員の操作方法を監視、自動記録

詳しくはこちら「Autoブラウザ名人で社内のWebシステムを効率的に自動化が可能」

NICE Advanced Process Automation(ナイス・アドバンスド・プロセス・オートメーション)-イスラエル(NICE Systems)

ロボットの実行環境としてサーバー向けとデスクトップ向けの両方を用意しており、ロボットの利用者が作業しやすいように実行結果をリアルタイムに表示したり、ロボットの実行後に必要な情報を一言表示する画面を用意ししたりする機能がああります。サーバー向け350万円、デスクトップ向け25万4,000円から。

NICE Systems(ナイスシステムズ)社は、コールセンター業務のソリューションを中心に、アメリカ、ヨーロッパ、アジアで高いシェアを持っている企業です。NICE Advanced Process Automationの機能は以下になります。

・Windowsが提供しているすべてのデスクトップおよびWebアプリケーションに対応可能
・動作を補完する処理をフローチャート形式て追加、作成する
・ロボットの操作員の操作を監視して自動記録する
・コールセンターの電話接続機との連携が可能
・サーバー上で処理を行う作業に対応している

詳しくはこちら「NICE Robotic Automationでコールセンター業務に革命が起きる」

Pega Robotic Automation & Intelligence(ペガ・ロボティック・オートメーション・アンド・インテリジェンス)-アメリカ(PegaSystems)

ロボットの開発・実行を支援する「ロボティック・デスクトップ自動化」「ロボティック・プロセス自動化」の他、デスクトップ作業時間などを解析する「ワークフォース・インテリジェンス」で構成。ムダな作業時間の解析などができます。価格は見積もり。

PegaSystems(ペガシステムズ)社は、もともとソフトウェア開発をする企業で、代表的なものは「BPMS」「CRM」などです。中でもBPMSの分野に関しては、アメリカでトップリーダーに位置づけされるほどです。ちなみに、日本法人は東京にあります。Pega Robotic Automation & Intelligenceの主な機能は以下になります。

・WindowsのすべてのデスクトップおよびWebアプリケーションに対応している
・BPMS機能との連携が可能
・仮想デスクトップの「Citrix」や「VDI」に対応している

詳しくはこちら「Pegasystems社のRPAが持っている唯一無二の機能とは?」

UiPath(ユー・アイ・パス)-イギリス(UiPath)

開発環境、デスクトップとバックオフィス用の実行環境、管理ツールで構成されそれぞれ個別に導入できる。他のサービスとAPI連携できる環境を用意。52万円から

UiPathはハイブリットなRPAでもあり、サーバー型のように集中管理も可能で、クライアント型のようにローカルでも運用が可能です。また、基本的には有料ですが、条件を満たすと無料で導入することができます。その条件は以下になります。

・非営利団体である
・小規模事業者である
・教育機関または研究機関である

自社が上記の条件に当てはまるならば、ぜひ無料で導入申請をしましょう。

詳しくはこちら「UiPathのRPAを導入する前に知っておきたいこと」

Blue Prism(ブルー・プリズム)-イギリス(英Blue Prism)

金融機関向けに開発したツールをRPAツールとして製品化した商品。高いスケーラビリティ(拡張性)や高度なセキュリティ機能などを備え大規模導入を前提としている。価格は見積り。もともと金融機関で使われていたものなので、RPAというよりは、大規模システム寄りの思考に近いと言えますが、RPAとしても拡張性が高いことが特徴。

Blue PrismはRPAの老舗と言われています。また、イギリスの会社ですが、2017年7月に東京に拠点を設立して日本での事業強化に乗り出しています。Blue Prismが提供しているRPAの特徴は以下になります。

・すべてのWindowsデスクトップアプリケーション、Webアプリケーションに対応している
・規制産業が要求するほどの非常に高度なセキュリティ領域にも対応している
・暗号化通信、監査、ロードバランシングなどの中央管理システム
・高度なガバナンス機能を搭載
・1000代以上にもおよぶロボットを利用可能な大規模を支えるアーキテクチャー

Blue PrismのRPAの最大特徴は「非常に高度なセキュリティ機能」にあります。医療や金融業界など、高度なセキュリティを要求する業界でも多く導入されています。

詳しくはこちら「RPAの考案元「Blue Prism」が提供する高性能RPAとは」

Automation Anywhere(オートメーション・エニウェア)-アメリカ(米Automation Anywhere)

ロボット開発時に部品を作り、その部品をコピーして再利用できると言ったロボット開発環境を提供しています。サーバーでロボットを一元管理し、稼働状況などを把握できるため、勝手にRPAロボットを作られてしまう(いわゆる野良RPA)事態を防ぐことが出来ます。導入費用は1300万円程度。

Automation Anywhereが提供しているRPAは、フォレスター・リサーチの調査によると世界第1位の評価スコアを獲得しており、非常に高い評価を得ています。主な機能は以下の通りです。

・Windowsが提供しているすべてのデスクトップアプリケーション、Webアプリケーションに対応している
・高いITセキュリティ機能を搭載している
・中央管理型システム
・機械学習により、柔軟な動作が可能
・バックオフィス系の業務には特に強い

RPAは定型ルールに従った作業を得意としますが、Automation AnywhereのRPAは「機械学習機能」を搭載しているところが最大の特徴といえるでしょう。

詳しくはこちら「Automation Anywhere社のRPAはまるでAI?」



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