RPAに関する求人が急増中 年収3000万円の求人も



RPAに関する求人が急増中 年収3000万円の求人も

今年11月20日、転職などをサポートする人材会社のビズリーチが運営する求人検索エンジンの「スタンバイ」がある調査結果を発表しました。その調査とはRPA関連の求人の動向についてです。この発表によると、10月に同サイトに掲載された全求人935万件のうち、RPAの単語を含む求人が前年の同月と比べて6.4倍の1961件に拡大していることがわかったそうです。

RPA関連の求人が増加している背景

ビズリーチが運営するスタンバイは正社員をはじめ、派遣社員、パートやアルバイトなど、国内の全業種、全職種、全雇用形態を対象に複数の求人情報サイトや企業サイト、ハローワークなどのおよそ900万件以上の求人を一括で検索できるサービスです。今回の調査では、10月31日の時点で求人タイトルまたは本文に「RPA」という単語を含むものを集計しているといいます。

職種別にみてみると、RPAの設計や構築、運用などを手掛ける「RPAエンジニア」の求人数は9.1倍の556件で、年収の最高提示は2000万円でした。RPAを対象とする業務の改善などを行う「RPAコンサルタント」の求人数は6倍の698件で、年収の最高提示はなんと3000万円だといいます。RPAの導入や運用などを行う「RPA BPO」の求人数は5.3倍の192件で、年収の最高提示はこちらも3000万円とのことです。

年収2000万円~30000万円とはかなり高いほうなのではないでしょうか。それほどRPAの需要が高まっていると同時に、それを扱える人材も必要になってきているといったところでしょう。

RPAの国内市場規模拡大に伴い、RPA関連求人が増加か

市場調査会社の富士キメラ総研によると、RPAの市場規模は2022年度には2017年度の約3.8倍の315億円になると予想されています。スタンバイのRPAの求人数も前年同月比6.4倍となっており、市場の急成長に伴い、求人も急増していることが分かります。

スタンバイのRPA関連の求人を見てみると、IT企業やメーカーでは、

  • RPA業務の設計や構築、運用を行うエンジニア
  • RPA関連部署のマネジメントなどを行うRPA管理者
  • コンサルティング会社でRPA導入の支援を行うRPAコンサルタント

上記に関する求人が特に目立ちます。加えて、RPAに関する知識やスキル、経験を有する人材へのニーズが高まっており、RPA関連の求人の最高年収は2017年10月の2000万円から2018年同月には3000万円と、1.5倍にもなっています。

日系の大手企業がRPAを導入開始、大手人材派遣会社もRPAに精通した派遣労働者の育成へ

少子高齢化などの影響で人手不足が深刻化する中、金融機関やメーカー、旅行会社の日系の大手企業がデータ入力作業などにRPAの導入を始めています。今年の11月初旬には、大手通信会社が通信事業サービス提供料金の引き下げを実現するための施策を発表しました。その施策とは、通信事業に携わる授業員数千人を新規事業に配置転換して、これまでの業務をRPAに代行させることで、業務効率化およびコスト削減をするとのことです。

このほかにもRPAに関する人材のニーズの高まりを受けて、大手人材派遣会社の数社が2018年夏ごろからRPAに精通した派遣労働者の育成に力を入れています。RPAについて学ぶ講座などを開講したりなど、派遣労働者のRPAに関する知識やスキルを高める取り組みを実施しています。

今後、どのくらい求人は増加していく?

今後の見通しとして、2025年には日本で約583万人の労働力人口が不足するとして企業のRPA導入は急増すると共に、RPA関連の求人はさらに急増していくと予想されています。先述したように、ITやメーカーにおいてRPAに関連する人材の求人が増えているということは、RPAベンダーのサポートに頼らず、あくまでも自社内で完結したいということなのでしょうか。

求人ということは、つまり外から募集しているということです。既存の社員にRPAについて勉強してもらうより、すでにスキルや経験を有している人材を入れたほうが早いから、という考えなのでしょう。その理由の1つなのか、最高年収も3000万円と非常に高額に設定されています。確かに新規で人材を入れるというのが手っ取り早いとは思うのですが、あまりコストをかけられないという企業は既存の社員に勉強してもらうほうがよいでしょう。RPAベンダーや代理店がRPAについてのセミナーや講習などを行っていますし、長い目で導入を検討してもいいと思います。



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