ZapierとIFTTTはどう違うのか比較してみた



ZapierとIFTTTはどう違うのか比較してみた

Zapier(ザピエル)はアメリカが開発したRPAの1つで、様々なサービスやアプリを連携させて自動化できるという便利なものです。日々のルーチンタスクを自動化できるため、業務効率化に最適です。今回は同じ連携サービスのIFTTT(イフト)ととの違いについてもお話していきます。

Zapierとは

まず、ZapierとはどういったRPAなのかを詳しくお話していきます。Zapierは2012年にアメリカでリリースされ、当時は対象サービスはおよそ25種類だったのが、2017年には750種類以上までに拡大しました。5年でこの進歩はめざましいものがあります。

◆Zapier公式ページ
https://zapier.com/

Zapierを使うことによってプログラマーやエンジニアにしかできなかった自動化の設定を誰でも数クリックで簡単に作成、設定できるようになります。先述したように連携できるサービスやアプリの種類も莫大な数があり、普段使っているものであればすべて網羅していると言っても過言ではないでしょう。

例えば、EverNoteに記事を書いたら、その記事が自動的にWordPressに投稿されるように設定したり、TwitterのアカウントAでつぶやいたTweetをアカウントBでも同じつぶやきをTweetするなどです。さらにZapierは2つ以上のサービスを連携することが可能です。ほとんどの場合は2つのサービスを連携するだけで十分かと思いますが、より高度で複雑な連携をする場合はZapierが必要になりますので覚えておくと良いでしょう。

Zapierは基本無料ですが、月額費用が掛かる有料プランもあり、費用が高くなるほど使い勝手が良くなります。また、お試しもでき、有料プランの一部を14日間、無料で利用することもできます。

ZapierとIFTTTの違い

Zapierと同じ働きをするIFTTTというRPAがあります。この2つはよく比較対象となっており、どちらがいいのか迷う方もいるのではないでしょうか?

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ZapierとIFTTTの大きな違いは連携できるサービス数、利用するための費用です。Zapierは連携できるサービスが750種類以上に対し、IFTTTは400種類以上とZapierと比べるとかなり少なくなります。ただ、Zapierはプランによっては有料ですが、IFTTTは完全無料です。また、先述した通り、Zapierは2つ以上のサービスを連携できますが、IFTTTが連携できるサービスは2つまでとなっています。

簡単に言うとZapierは有料で多機能、IFTTTはZapierほどではないが、十分な機能を無料で利用できる、ということです。ほとんどの場合はIFTTTだけで事足りる場合が多いですが、複雑した連携になってくると、Zapierでしかできないという場合もあります。

Zapierの導入事例

Zapierについてはご理解いただけたかと思います。それではせっかくなので、Zapierを導入している事例をご紹介したいと思います。今回ご紹介するのは東京に本社を置く「株式会社co-meeting」の事例です。その前に株式会社co-meetingについて少しお話しします。

■株式会社co-meeting 公式ページ
https://www.co-meeting.co.jp/

株式会社co-meetingは2011年3月14年に設立された、比較的新しい会社です。創業メンバーは法人向けのソフトウェアの開発および販売に10年以上も携わってきたベテランたちによって構成されています。主な事業内容としては「ソフトウェアサービスの開発および販売」と「ITに関するコンサルティング/技術支援」になります。そして代表的な製品は以下の通りです。

・Calsket(カルスケット)
salesforceを利用している企業向けの入力支援アプリケーションです。スケジュールや仮予定を一括管理したり、画面の切り替えなしでメンバーの追加も可能です。またGoogleカレンダーとの連携ができるようになっています。

・SalesFollowUp for Salesforce
営業現場のためのセールスフォローアップのダッシュボードの役割をはたします。フェーズごとの商談をひと目で把握、ドラック&ドロップだけでフェーズ間の移動が簡単に行えるようになっています。その他にも、商談や対応の抜けがないように管理できたり、今後のToDo予定が確認できます。

・CM ActivityPlus
隙間時間に「ざっと読む」をコンセプトに、他のチームの活動の様子を確認したり、フィードバックをするためのツールです。

・CM KanbanBoard
salesforceのあらゆるオブジェクトデータのカンバン表示を可能にするコンポーネントです。

など、便利なツールが多く提供されています。上記の他にもいくつかツールはありますが、ここでは割愛させていただきます。

それでは、株式会社co-meetingがZapierを導入してどのように活用しているのかを見ていきましょう。同社はZapierを利用して「Googleフォーム」と「Wufoo」で作成した問い合わせフォームからsalesforceのリードおよびコンタクトにデータを流し込む、という使い方をしているようです。同社は自社サービスにGoogleフォームを利用した問い合わせフォームを、新規に立ち上げた会社サイトの問い合わせフォームにWufooを利用して、合計で2ヶ所に問い合わせフォームを設置しています。

同社の話では、CRMを利用すると問い合わせ情報も流し込みたくなるが、Googleフォームにはその機能がない。そしてWufooはデフォルトでsalesforceと連携はできるが、オプション項目へデータをあて込むことができない。そんな中、解決案と出されたのがZapierだといいます。

Zapierはトリガーベースのデータ連携アプリです。ご存知の通り、対応しているアプリの種類は非常に多いです。そして使い方はとても簡単で「Zap」と呼ばれる連携セットをウィザードに沿って作成していくだけになります。同社がZapierを利用している1番の理由は「カスタム項目に対応している」ためだそうです。デフォルトで用意された項目だけでなく、カスタムで好きな項目を追加できるのは確かに魅力といえるでしょう。

以上が株式会社co-meetingのZapierを活用した導入事例になります。「ZapierとIFTTTの違い」のところでもお話ししたように、今回の事例などの場合はIFTTTよりもZapierのほうがよいといえるでしょう。CRMやsalesforceを利用していて、「もっと便利になるように連携はできないだろうか?」と思った時には導入を検討するのもよいと思います。

ちなみに、今回ご紹介したsalesforceと連携するZapを利用するためには、有料の月額契約が必要です。BASICプランの月額15$の費用がかかります。ただ、テスト利用などの目的であれば無償プランの範囲内でも十分に使えますので、連携に困ったらまずは無償プランで試してみるのがよいでしょう。少額だからといって、いきなり有料プランにしてしまうのは無駄な経費を生む原因にもなってしまいます。また、今「何が必要」で「どうなればよいのか」を十分考慮するようにしましょう。

今回のまとめ

今回はZapierの解説とZapierとIFTTTの違いについてお話してきましたが、いかがでしたか?両者とも役割や使い方も同じようなRPAです。それ故にどちらを導入するべきか?と迷ってしまうと思います。

どちらを導入するか迷った場合には、まず自社で利用しているWebサービスにはどんなものがあるか?という洗い出しが必要です。洗い出しが済んだら、そのサービスにIFTTTが対応しているのであれば、IFTTTを導入すればよいですし、対応していないのであれば、Zapierが対応しているか確認し、導入を検討するのが良いでしょう。

これは別の記事でも繰り返し述べていますが、便利だからと言って安易に導入するのではなく、しっかりとした洗い出しと、導入前と導入後は具体的にどのような変化が現れるのか?という綿密なシミュレーションが必要だということを忘れないでください。



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